ロジャース糸巻き 揃い踏み

後ろ姿を見ていたらさすがイギリスの楽器は糸巻きが糸巻き界のロールスロイスと言われる(ほんとに言われてる?)ロジャースだらけなことに気づきました!しかも一つとして同じデザインはない。

まず、ケヴィン・アラムの。シンプルな花柄?に白蝶貝のツマミ。

ブライアン・コーエン’98。ハウザータイプの一種でしょうか。プレートに絞りが入って、エッジにカッティングもありますね。彫りはなくプレーンなプレート。つまみは黒檀?黒いと締まりますね。

お次はブライアン・コーエン’91。嫌味のないオーソドックスなデザイン。プレート全体はちょっとスローンに似ているかも。

最後はゲルハルト・オルディゲス(ドイツですが)の。Rodgersの刻印も入っているし最もロジャースらしいデザインな気がします。でもこれってF.ソルも使っていた(はず)のパノルモのベイカーのデザインを引き継いでるのかも。

いい糸巻きに替えると音も変わるようですし、何より調弦の際にスムーズに狙ったところでピタッと合うので気持ちいいんです。ロジャースに負けないくらい国産のゴトーにも510シリーズといういい糸巻きがあります。つまみとプレートと軸の組み合わせが色々できます。前述のスローンも価格と性能のバランスがいいと思います。私の’95松村雅亘にもスローンがついてます。そろそろ替えたいなあとは思ってますが。

みなさんも糸巻きグレードアップしてみませんか?
すたじおGで糸巻きの交換、承ります!

 

後ろ姿

正面から見ただけでは気づきにくい表情が有ります。演奏している人には目に入る横裏板のデザイン。

手前のブライアン・コーエン’98と前列右のケヴィン・アラムは別材の広め明るめのバインディングが入っていますね。
同じ製作家、ブライアン・コーエンでも’91の方は
明るいハカランダ材に細いパーフリングなのでずいぶん違う印象です。裏板センターのパーフリングもないですし。ハカランダの豊かな表情を邪魔しないように考えているのかもしれません。

後列左のゲルハルト・オルディゲスは濃色のハカランダに黄色と緑の細いパーフリングが映えます。

一番向こうのヴェラスケスは一瞬「マホガニー?」とも思ってしまう明るいローズウッドなので細いパーフリングは殆ど目立たないですね。

こうやって眺めているだけでもいい楽器はいろんな発見があって楽しいです。

紫音館の楽器展示販売

昨日6月4日よりスタートしました「すたじおG 高宮移転 1周年記念イベント第二弾 その3 舶来ギター(中古)の展示販売」行なっております。

昨日は主にイギリスの製作家を中心に、軽く鳴らし易い楽器を展示していましたが、今日は少し入れ替えてパワーのある楽器も出しています。

写真右より
マヌエル・ヴェラスケス(アメリカ)1975
ゲルハルト・オルディゲス(ドイツ)2005
ブライアン・コーエン(イギリス)1998
ブライアン・コーエン(イギリス)1991
ケヴィン・アラム(イギリス)2002

昨日は

右より
サイモン・アンブリッジ(イギリス)1994
ケヴィン・アラム
ブライアン・コーエン’98
ブライアン・コーエン’91
トビアス・ベルグ(ドイツ)2009
でした。

各楽器の詳しい情報は紫音館のホームページ

Classic Guitar Shop


をご覧ください。

昨日は月曜日恒例のランチタイムコンサートも行いました。
その1「ワンコイン・ワンポイントレッスン」も引き続き受け付けておりますので
お気軽に
guitarstudiog@gmail.com
または
092-526-3199
までご連絡ください。

明日はまた楽器を入れ替えたいなあ