2台のピアノのためのソナタ K.448 (375a) / W.A.モーツァルト

2025/5/17、としま区民センター小ホールでの
「橋口武史&岩﨑美保DUOギターコンサート」の演奏です。

演奏者、編曲者の視点で解説してみます。

一曲目はモーツァルトの2台のピアノのためのソナタより第一楽章。

2022年7月にリサイタルした時のライブCDに入っているF.カルリのソナタOp.21-2を聴いてくれた岩﨑さんが「のだめカンタービレに出てくる曲と最初がおんなじ!」と教えてくれたのがこの曲です。

弾けるかな?弾いてみる?とりあえず編曲してみようか!ということでやってみました。

もとがピアノ2台(4手連弾ではなく)なので、演奏者二人が対等に掛け合い、天才モーツァルトが嬉々として作曲したような、鍵盤上を駆け巡るような音数も多いこの曲をギター2台で弾けるように編曲するのはなかなか骨が折れました。断腸の思いで音を減らして減らして出来上がった楽譜は、それでも技術的に演奏が大変でした。ギターで弾くとモーツァルトらしさが何だか出ないんですよ…

個人的にはまだ提示部なのに再現部に出てくる音を弾いてしまって我ながら慌てました。

橋口武史&岩﨑美保 Duoギターコンサート

2025年5月17日(土)としま区民センター小ホールで行われた「橋口武史&岩﨑美保DUOギターコンサート」は皆様のおかげで終了することができました。
あいにくの雨模様の中、また、同じ日にあちこちでギターコンサートが開催されている中、スケジュールを確保してお越しくださったみなさん、会場外から応援してくださったみなさん、ありがとうございました。

やるからにはトコトン、いつも全力投球の岩﨑さんは、お仕事で忙しい中、時間を捻り出して練習をされて、ひと月ほど前の橋口屋でのコンサートから更にレベルアップしていて「こりゃ、負けられんな!」と私も気合が入りました。
小学生の時から長崎ギター合奏団ジュニア、中学からは大人の合奏団でも、いろんなオーケストラ作品を演奏してきた二人なので、ベースとなる音楽性は共通していてアンサンブルには何ら不安がありません。モーツァルトって、ベートーヴェンって、ブラームスってこんな感じよね、という感覚は合奏団でシンフォニーやコンチェルトをみんなに混じって演奏してきた中で培われ、言葉にしなくても良さを共有できます。
その上、曲によっては私がソロで演奏しているものを聴き込んで癖をしっかり把握してくれていたり、演奏中の私のモーションを鋭くキャッチしてくれたりで、無理して合わせようとしなくても合ってしまいます。息がぴったりですね、という感想を頂くことがありますが、私の「鼻息」に合わせてくれています。
福岡と埼玉と物理的に距離があるので、なかなかリアルで練習できないのですがそれでもコンサートができるのは岩﨑さんだからです。

今回の会場は「とても響きが良い」と事前に岩﨑さんから聞かされていましたが、想像以上でした。立地もいい素敵な会場を手配してくださり、翌日は本番が控えていたのにステマネ、受付もお手伝いしてくださった岩﨑さんのギタ友、山下さんご夫妻には大感謝です。

岩﨑さんのやさしいやさしい旦那さん、連日長時間の運転ありがとうございました。コーナー抜けてから直進状態に戻る時の揺り返しが、車高が高いサンバーなのに全くないのは、さすがバイクで鍛えたセンスだな、サーキットで速いはずだ、と納得しました。

曲についての感想は岩﨑さんがyoutubeにアップした動画と共に書こうと思います。

スタジオカー2


1t車の荷台をはみ出してそびえるような巨大なシェル。

軽キャンと呼ばれるカテゴリーの軽トラックではよく見るスタイルです。

そうこうしているうちに、こんなのも見つけました。

どちらもベース車はマツダのボンゴですね、走行性能的にちょっと不安かなあ。

1.5tか2tのディーゼルターボのトラックなら
荷台のスペースも大きいだろうし
ワンボックスのキャラバンを8ナンバー登録するより
内装のレイアウトの自由度も高い
これでいこう!

ベース車は1.5t~2tだと
トヨタダイナ、いすゞエルフ、三菱キャンター、あたりになりますかね。

シェルは荷物という扱いで降ろせる構造になっていないといけません。
荷物は車体の全長、全幅の20%まではみ出して大丈夫。高さは3.8mまで。
制限ギリギリまで大きくすると取り回しが大変になるのでほどほどに。
せっかくなのでキャビンの上にバンクベッドを作るとスペースを有効に使えるかな。

スタジオカー

私が作ろうと思っているスタジオカーを説明するのに「キャンピングカーみたいなもの」と言ってますが、一口にキャンピングカーと言ってもいくつもの種類があります。

パッと見て「キャンピングカーだ!」という形をしているのは通称「キャブコン」

キャブコンバージョンの略で、運転席、助手席を残して後部に居住空間を架装したものです。1.5tや2tのトラックをベースにしたものが多いですが、ハイエースなどをベースにしたものもあります。

居住空間を大きく取れますので後部に常設二段ベッドがあったり、運転席上部にバンクベッドがあったり、ダイネットと呼ばれる寝室とは別にシートとテーブルなどでくつろげる空間があったりと、まるで自宅のような快適さが得られると思います。

ただ、キャブコンをDIYするのはかなり難しく、プロのビルダーが製作した完成品を購入することになり、かなり高額です。

中のレイアウトも私が実現したいミュージックワーケーション向けとは言い難いモデルが多いので、オーダーメイドとなると更に値が張るでしょう。

次に通称「晩婚」じゃない、「バンコン」

ワンボックスカーの内部をキャンピングカーとして改造したもので、外観に威圧感があまりないです。

車内のサイズはベース車によって決まりますので、広い室内を追求したら大きなベース車を選ぶことになります。例えばハイエースのワイド・スーパーロングはバンコンのベース車としてよく選ばれますが、横幅が1880mm、全長が5380mmとかなり大柄で、最近知り合ったオーナーさんによると街中での取り回しには気を使うそうです。

横幅は非ワイド(1700mm未満の5ナンバーサイズ)、フェリー料金が高くなる、ということもあって全長は5m未満、天井が低いのはちょっと困る、という条件を満たすベース車としては現行のハイエース200系標準ハイルーフか、1世代前のE25系日産キャラバンのどちらかです。キャラバンの現行型E26はハイルーフを選択すると全長が5mを超えてしまいます。

E25キャラバンのハイルーフで室内レイアウトもあれこれ妄想していましたが、ハイルーフのグレードは全高2mを超えているので1ナンバーで高速道路代が高い。中古で多く出回っているのは車椅子送迎用車で8ナンバーですが、不要な設備を撤去して、キャンピングカーとしての要件を満たして8ナンバーを取り直さないといけません。

それに、車内でレッスンができるように二人ギターを弾けるスペースを確保するのはけっこうキツイです。ハイルーフと言えど、室内高は1600mmほど。断熱処理などをしていたらもっと低くなります。

いまいち踏ん切りがつかないでいたら、youtubeの動画に衝撃的なものが!

 

 

バンライフ ギタリスト3

夜景を楽しみに立てたんだろうなという家の前に建築中の背の高い家。
なんだかかわいそう
これだったら固定された家を建てるんじゃなくて
夜景でも朝日でも夕日でも海でも山でも、景色のきれいなところに行って寝泊まりすればいい。
日本国内ですら行ったことないところだらけ。

そもそも「バンライフ」という言葉は渡辺夫婦というPodcast を聞いていた娘が教えてくれました。そんな生き方もあるんだなと その時は 聞き流してましたが
夜景が見えなくなったであろう家を見ていて思い出しました。

バンライフのための車としてはいわゆるキャンピングカーが真っ先に思い浮かぶでしょう。
勝手なイメージですが、キャンピングカーは寝ることを重視しているような気がします。もちろん、睡眠は大切ですが。
実際、キャンピングカーとして8ナンバー登録をするための要件の最初は就寝設備についてです。

しかしミュージックワーケーションしながらのバンライフなので、私にとっての最優先は「ギターが弾ける」ことです。しかも、行った先でリアルレッスンもするので、二人がギターを弾けるスペースが必要です。
もうこうなってくるとキャンピングカーと言うよりは「スタジオカー」だなと
思っています。

具体的にどんな車にするのかは、次回。