発表会

楽器を練習していて「人前で弾くことは絶対にない」と言い切れる人はなかなかいないと思います。いくら「人に聞かせるために習ってるのではない、自分が楽しむため」と言っても何かしら人前で弾くハメになるものです。

人前で弾くことをここでは便宜上「本番」と呼びます。

レッスンだって本番です、と言うか、レッスンこそ一番シビアな本番かもしれません。すぐそばでじっと聞かれて、そのあと何かコメントされるのですから(優しい先生なら褒めてくれるでしょうけど、褒められるだけではね….上達のアドバイスがないと)。

「家では上手に弾けるんですけど」、そのお気持ちよおくわかります。家では、つまり「練習」のときですね。

「練習」と「本番」は対義語のような気もします。

本番のために練習をする、本番があるから練習をする。大抵の人はこのパターンでしょうか。私もそうです。

逆に考えてみましょう。
練習をしたから本番をする。

せっかく練習したなら誰かに聞いてもらって、曲の素晴らしさ、音楽の楽しみを共有したほうがいいですよね。

遡って、本当に「練習」と「本番」は対義語なのでしょうか。
すたじおGのキャッチフレーズ?に
「練習は本番のように、本番は練習のように」
というのがあります。
これ、練習と本番の差を少なくできればいい演奏ができる(はず)ということなんですけど、突き詰めると「練習」と「本番」が同じになって対義語ではなくなりますね。

もう一つのキャッチフレーズ?に
「100 回の練習より1回の本番」
というのもあります。
人前で弾くことが一番いい練習になるし、人前で弾かないと練習の成果はわからない、ということですかね。

本番を設定することはなかなか大変です。
身近な人、たとえば家族なんかは辛辣なコメントをくれることが多いので、弾きたくなかったりしますよね。
どこか場所を借りてコンサートします、と言っても誰が来てくれるかわかりません。

音楽教室ではたいてい「発表会」があると思います。
レッスン料を払っているのですから参加する権利があります。
聞いている人も生徒さんですからお互い様です。

私が子供の頃習っていた長崎ギター音楽院ではサロンコンサートいう名前で毎月一回本番がありました。これが今とても効いています。場数をふませてもらいました。

すたじおGでも「縁側発表会」という名称で毎月一回本番を設定しています。
ぜひ人前で弾くことに慣れてください。毎月一回本番があることが当たり前になってください。月に数回レッスンを受けて縁側発表会に出る、というのが当たり前な感じになってください。

結論。
発表会で弾きましょう。

投稿者: ギタリスト 橋口 武史

長崎出身で福岡に住む自然派クラシックギタリスト。

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