気まぐれギター上達講座 その2

クラシックギターすたじおGのFacebookページで突然スタートしたギター上達講座。

写真が載せにくいので第二回はこちらに。

まずは前回の愛を伴わない練習法を楽譜にしてみました。

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画面をそのままiPhoneで撮影したのでモアレってますが^^;

アルハンブラの冒頭を想定して2弦でメロディをトレモロするように書いてます。

ゆっくり練習して欲しいので敢えて四分音符で書いてます。
できるようになったら少し(メトロノームの一目盛りなど)だけテンポを上げて…を根気強く続けて下さい。
実際にpamiで演奏するテンポにまで到達しなくても十分だと思います。

では、二つ目。

名付けて「阿波踊り奏法」

百聞は一見に如かず、で楽譜を。

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40’sのフルーティスト、滝沢昌之さんもブログに書いていた(けれど該当する記事を探し出せませんでした….)ので
トレモロの練習に限らず、また、ギターという楽器にも限らず有効な練習なんだと思います。

狙いは
全ての音を意識し、コントロールすること。

とかくトレモロは速く指を動かすことだけに意識が向いて
オートマティックに指を動かすだけになりがちです。

付点のリズムに変えることによって
オートマティカリーな運動は通用しなくなり
嫌でも色んなことを「意識」せざるを得なくなります。
テンポ自体は遅くなりますから意識する余裕が生まれます。
しかし、付点のリズムでクイックな動きは要求されますから
指の運動としての負荷は決して小さくありません。

ギタリスティックな視点からは
aが確実に弦をキャッチできるようになる
amがクイックに動くようになる
などの効果が期待できます。

アルハンブラを最後まで「阿波踊り奏法」で弾き通せたら
かなりの精神修養が出来ている
と言えるかもしれません(^^)

この練習のあとにタレガが書いたもともとのリズムで弾いてみると
とても楽に感じられると思います。

without love
dace of Awa
どちらの練習も
理想の右指のモーションが出来ている事が前提ですけどね(^_-)

アポヤンドに特化したような爪
関節が反ってしまっていたり
逆に指先の関節だけが動いて
弦を引っ張り上げる方向に振動させているようではキビシイですね。

では(^-^)/

カルカッシギター教則本

新しい生徒さんが持って来た教則本

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父が学生時時代に買って私が子供の時に家にあったものと同じです。懐かしい。
最後はアルハンブラとアラビア風奇想曲。
父はこの二曲が弾けたらプロになれるのだと思っていたそうです。
ところが、私の付き添いで長崎ギター音楽院に行ってみると、もっと難しい曲をプロでは無い人が弾いていてびっくり‼という笑い話が。

生徒さん(60歳代)が中学生の頃
に買ったものだそうです。カルカッシ教則本も溝淵浩五郎編など何種類かありますが、これ(縄田政次編)は進度がちょっと早いような気がします。最初の部分をもっと丁寧にやらないと。

そんな言うなら自分で作れ!

という声が聞こえて来そうですが。

前半の方に載っているブラームスの子守唄はシンプルな良い編曲だと思います。好きで良く弾いていました。