タブレット 楽譜管理 続き

流行ると嫌になる
天邪鬼な性格のギタリスト橋口武史。
判官贔屓な面もあります。
人と一緒なのが嫌なだけ
でもあります。
珍しいものが好き、という事も。

ということで
現在所有しているガジェットを重ねてみました。
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下から
Windowsは嫌という事で使っていたApple社のMacintosh、
今のところ私にとって最後MacBook 1.83GHz。
13インチなので大きいです。

その上
薄くて目立ちませんが
Mac OSを捨てて(もともとインストールされていたWindowsなんかモチロンきれいサッパリ削除。せっかくのFelicaポートは使えなくなりましたが)Linux Ubuntuに乗り換えたSonyのVAIO VGN-TX90PS。
薄くて軽くて画面が高精細できれいなメインマシンです。
と言っても楽譜を書く事と経理の作業くらいにしか使いません。

その上が
興味本位で去年の今頃必死になって10.6をインストールした
Asus EeePC 1000HE。
AppleじゃないMac。

その上が今回の話題のMotorola Xoom。
タブレットと言えばiPadか否か
という感じですが
天邪鬼にAndroidマシン。

その上はiPhone 4S。

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Xoom、こんな感じでWebビューワーとしても優秀ですが
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今回狙っていたのはこんな使い方。
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先月号の某ギター専門誌にiPadを使った楽譜ビューワーの記事があったので
天邪鬼精神を発揮して
ここは一つAndroidで実現出来ないかと
一両日くらい調べ上げた結果
見つけたアプリが
MobileSheets

PDF楽譜を読めます。
しかも
Air turn (本家はこちら)
というBlue tooth接続のペダルで譜めくりができます。

試しに
主よ人の望みの喜びよ
をPDF化して読み込んでみました。
10.1インチのXoomの画面ですが
しっかり読めそうです。

シャンソンの膨大な量の楽譜を
PDFでスキャンして
SDカードにいれておけば
セットリストをすぐ作って対応出来るのではないか
と期待しています。

タブレット 楽譜浄書 管理

なんだかタグを並べただけのようなタイトルですね。
先週くらいに購入してました。 中古ですが^^;
ヤフオクで同じものを三つ目!
前二つは両実家にプレゼント。
少し試しに使って感触は確かめていたので自分用にも落札。
あ、機種はMotorolaのxoomです。 10.1インチの画面に
工場出荷状態に戻されていたOSはOTA(over the air)で Android 4.0 通称ICS(ice cream sandwhitch)にアップデート。
スピーカーからの音がなかなか悪くなかったり
ゼロスピンドルなタブレットマシンなので当然ですが 静かだったり
(Ubuntuマシンと化したsonyのvaio txはファンの音が煩い)
iPhoneに比べると広大な画面だったりと自宅webブラウジング(通信手段がWi-Fiしかない為。UQWiMaxが欲しい)でここ最近大活躍してます。

しかし、ネットサーフィンの為だけに買った訳ではありません。

そもそも、私がパソコンを使い始めたきっかけは、大学の卒論の実験で使う事と、
綺麗な楽譜を書きたい!
という思いが強かったからです。
サークルの友人とOvertureを折半して買って少し使いましたが
程なくFinaleデビューして
3.5の参考書の様なもの

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を大枚はたいて買ってからは
元を取るべくかなり使い込みました。

合わせものの仕事の場合、アレンジ作業がかなりの割合を占めます。
楽譜が出来ればあとは弾くだけ。
たまに「これくらい弾けるはず」と自分で無理して
えらく大変なアレンジに四苦八苦、という事もありますが。

娘が生まれてすぐの頃、作曲家の山本先生からオケの楽譜の浄書を頼まれて 苦労してスコアとパート譜まで作った事もありました。

Finaleのライバルソフト、Siberiusの台頭にも
解りにくい操作体系を苦労して覚えた使い慣れたソフトを捨てて乗り換えなかったのに
MuseScoreにはアッサリ鞍替え。
S.ジョブスの死去によりアップルへの拘りも無くなり
Linuxへ宗旨替えのきっかけにもなった MuseScoreは
Linux,Mac,Windowsいずれでも使えるクロスプラットフォームのフリーウェアなのです。
OSがタダなのに
アプリケーションソフトがアップデートの度に有料、
というのも変ですからね。
フリーでどこまで出来るのかやってみようという事で。

さて、今日はもう思い残す事なく
MuseScoreにまっしぐら出来る事になった
記念すべき日になりました。

ここ一年?半年?くらいはMuseScoreで楽譜を書いてました(昨年のリサイタルで演奏した「主よ人の望みの喜びよ」はまだFinaleでした)が
Finaleで作製した十数年分のデータ(一体何曲あるんでしょ)をどうするか、ちょっと決めかねていたのでした。

楽譜のファイル型式としてmusicXMLというのがあります。
MuseScoreはこのmusicXMLのデータをインポートできますので
代々のパソコンのHDから受け継いできた沢山のFinaleの楽譜を
musicXML型式でエクスポート出来ればいいのですが
今まで使っていたMac版Finale2006にはエクスポートの機能がありません。
もっと新しいバージョンのフィナーレならいけるのですが
追加投資はなるべく避けたい^^;
でも、そうも言ってられないから
廉価バージョンのAllegroや
ちょっと前のフィナーレが
ヤフオクに出てないかなぁ、と物色。 めぼしいのが無かったので
何気なくFinaleの本家サイトを見てみると、
なんと! 無料のFinale NotePadがmusicXMLのエクスポートが出来る!

はい、これで今迄Finaleで作った楽譜をMuseScoreで読み込んで、
必要があれば再編集もできます。

譜めくりができないので、Finaleで(記憶が正しければ)最初に書き直したイベールの間奏曲を
Hackintosh化したAsus EeePC 1000HE
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に早速ダウンロード&インストールしたFinaleNotePadで開いて
MusicXMLでエクスポート。

当時は手探り状態で全く慣れてなかったので拙い楽譜。
手直ししようと1000HEのMac版MuseScoreでインポートして
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作業するも
10インチのあまり綺麗ではない画面では捗らないので
Yahoo!ボックス経由でUbuntu Studio @vaio VGN-TX90PSに持って来て
11.1インチワイドWXGAクリアブラック液晶画面で作業。
見栄えも良くなって、フルーティストと気持ち良く共演できます。

手を加える必要の無いものはそのままPDF化します。
PDFというのがxoom購入のキーワードなのですが、長くなったので次の記事に分けます。

ツラヌカレタ水

#68
11/3(土)
書斎りーぶるで行われたブックオカ2012参加イベント
オイリュトミー生誕百年記念
ツラヌカレタ水 踊る音楽 聴く身体
のレポートです。
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宇佐美陽一さんの手書きメッセージ。

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包みの中は筑前琵琶。

まず冒頭から武満徹のAll in Twilightを宇佐美陽一さんのオイリュトミーと橋口武史のギターで。

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続いて 宇佐美陽一作曲「冬」をギターソロで。

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ここで演奏者交替。
高木青鳳さんの筑前琵琶と宇佐美陽一さんのオイリュトミーで
平家物語より「壇之浦」を。

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変幻自在なバチさばきと垂直チョーキングから生み出される琵琶の多様な音色。
女性とは思えない力強い声。
音、言葉に合わせて内面から沸き上がるオイリュトミーの動き。
ドラマチックな展開の中で効果的な「間」の取り方。

これぞ、日本の音楽

といった感じでしたが
この感覚って武満徹の作品にも共通しているんですよね。
日本人以外にも演奏できるように五線譜という西洋音楽のシステムで記譜されてますが
やろうとしていることは同じかな、と
自分が演奏した直後に琵琶の演奏を聴いて思いを強くしました。
今度は琵琶を弾くつもりで演奏してみましょう。

シリアスな曲が続いたので
という高木さんのコメントのあとに
鯛の婿入り
という面白い曲を。途中結婚行進曲まで飛び出して、場の空気が和みました。
滑稽琵琶というそうです。

小休止のあとは

花田宏毅さんの12弦ギターでの即興演奏に
宇佐美さんが即興で動く
という演目でした。

宇佐美陽一氏によるフェイスブック写真レポートはこちら

マタニティーコンサート

#67

11/2(金)
(財)母子衛生研究会主催の
マタニティひろば ハロー赤ちゃん!
というイベントで福岡室内楽協会のプレイヤーとしてミニコンサートでした。

7月のイベントで好評だったそうで
二回目。

会場はレソラ天神5FのNTT夢天神ホール

前回に引き続きPAのセッティングに親切に対応して頂きました。
担当のWさん、ありがとうございました。

生音での感触も確かめたあとは控室で
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美味しいお弁当を頂いて
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いざ、本番。
スタートが少し押していたので
トークは短めに
ソルのエチュード
バリオスのバルカローレ
タレガのラグリマ、アルハンブラの想い出
ディアンスのタンゴ アン スカイ
ソルの魔笛の主題による変奏曲
で30min。

演奏後は控室でNTT夢天神ホールの事をWさんから説明を受けたり、福岡室内楽協会の事務局、白水さんと来年の定期コンサートの打ち合わせをして帰って来ました。

途中で一息つきたくなったので
長崎阿蘭陀珈琲館で休憩。

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帰ってから3人レッスンして翌日の準備を。

福岡室内楽協会白水さんフェイスブックページはこちらです

虹と海のコンサート

#66

2012/10/31

毎月最終水曜日の唐津の日。

虹と海のホスピタルに到着したら早速お昼ご飯をご馳走に。
スタッフダイニングに来てみたら
シンガーソングライターのはちみつボイス☆知典さん
カントリーミュージシャンのマウント藤田さん
I本部長が談笑中。
同席させてもらって最後はコーヒーまで。

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お腹一杯になったら控え室で軽く調整して本番。
今月はF.カルリの曲を集めてみました。
序曲、アンダンティーノ、アラポロッカ、アレグレット、と小シンフォニーのように並べたあとは
某雑誌の別冊付録にファクシミリ版が載っていた
フランス民謡”やさしい王様ダゴベール”の変奏曲を伴う幻想曲ト長調 Op.98

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病棟の患者さんもたくさん聞きに来られて大にぎわい。

終わって控え室で着替え済ませたら
看護部長のUさんが差し入れを下さいました!

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人が多くて二階の渡り廊下から聴いてくださったそうです。

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たぶん、特等席です。

I本部長からは先月撮ってもらった写真を額に入れてプレゼントしてもらいました。

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秋祭り「虹と海のフェスティバル」で展示されてたそうです。

FMからつまでの時間はブレーキパッド交換のために本番前に預けていたビートを引き取りにファクトリーに

今月は遅れないように早めに大手口センタービルに行って
オンエア前にマイクチェックも済ませて
宮脇書店の本の紹介コーナーが終わるまで外の風景でも眺めながら待って

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私の出番「クラシックルーム」。
番組のテーマはディスコミュージックというのに
虹と海のコンサートでも演奏したカルリのアンダンティーノをしっとりと。

ひとしきり楽しくお話をして
オンエア後、CMの間に
「番組ひとつできるといいですね」なんていう話をしながら
スタジオをあとにして
向かうは福岡市西区元岡の九州大学伊都キャンパス。
唐津から海岸線沿いに走って
糸島半島の真ん中を横切って
ゲートで手続きしてキャンパス内へ。

九大ギターアンサンブルの部長Nくんに案内してもらって
立派な練習場所へ。
ポピュラー合奏のパート練習、合奏練習を見せてもらって
全体にアドバイスして
やる気のある一年生が質問に来たのでタッチや爪の話をして
クラシック小編成の練習を見て
いくつかのキーワードでヒントを与えて….
なんてしてたらあという間に練習場の鍵の返却時間。

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来月も唐津の帰りにいこうかな、と思ってます。