クラシックルーム7月後半


毎週月曜日14時からのFM唐津の番組
「橋口武史のクラシックルーム」

リスニングエリア外の皆さんのために
ネット配信がスタートするまでの限定で
原稿を元にしてバーチャル番組を。

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(オープニング テーマ曲F.ソル作曲エチュードOp.60-16)
みなさんこんにちは。
エフエムからつユイツのクラシック音楽専門プログラム「橋口武史のクラシックルーム」のお時間がやってまいりました。
ときに易しく、ときにマニアックにクラシック音楽の魅力をお伝えする1時間。
ギタリスト橋口武史の練習部屋に遊びに来たようなつもりで音楽とおしゃべりをお楽しみ下さい。

7月前半の放送では自己紹介代わりに、わたくし橋口武史の演奏をこれまでにリリースしたCDのなかからバタバタとおかけして、きいていただきましたが
海の日も過ぎて「夏本番!」ということで
7月後半の放送はタイトルに「夏」が入った曲をお届けしようと思います。

「夏」ときいてすぐに思い出すのはイタリアバロックの作曲家アントニオ ビバルディの協奏曲集「四季」ですね。
協奏曲とは独奏者、ソリストと
小規模なものから管弦楽オーケストラまで、時代によってまた曲によって様々ですが、バックに就くアンサンブルとが協力して演奏する曲で、ソリストにとって腕の見せ所です。アランフェス協奏曲などギターのために書かれた作品がいくつもありますから、わたしも演奏したいですね。
自分のことはさておき、
ビバルディの「四季」はバイオリンが独奏楽器として書かれています。これはビバルディ自身がすぐれたバイオリニストだったことと無関係ではないと思います。
イタリアのヴェネツィアで1678年に生まれた…
17cから18c…
後期バロック…..
赤毛の司祭と呼ばれて教会付属の施設でバイオリンを教えたりオペラを作曲をしたり、その音楽活動はイタリアだけに止まらずヨーロッパ中に
ドイツ人のあのバッハもビバルディの曲を編曲しているくらい当時から人気の作曲家で…..

アントニオ ビバルディ作曲 協奏曲集「和声と創意への試み」作品8より第2番「夏」
第1楽章アレグロ ノン モルト、第2楽章アダージョ、第3楽章プレスト
イムジチ合奏団、ヴァイオリンソロ フェリックス アーヨ
の演奏でお聞き下さい。

(このアマゾンのリンクはアーヨでは無くて、カルミレッリ版ですが….)

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
イムジチ合奏団、ヴァイオリンソロ フェリックス アーヨ
でお聴き頂きました。

この番組は曲紹介が長いですよね。同じ曲でも演奏者によって表現が異なるので
誰が弾いているのか、というのが大事なんです。
ビバルディの四季、日本ではイムジチ合奏団の演奏でお馴染みになって
スタンダードと言ってもいいと思います。

次に
バロック時代のオリジナル楽器を用いた古楽の演奏だとどうなるか聴いてみましょう。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
ファビオ ビオンディの指揮とヴァイオリンソロ エウローパ ガランテ
の演奏で3つの楽章を続けてお聴き下さい。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
ファビオ ビオンディの指揮とヴァイオリンソロ エウローパ ガランテ
の演奏でお聴き頂きました。
楽器の構造や、弦の素材、弓の構造などの違いから来る古楽器独特の発音の速さ、
ビバルディが楽譜に書き込んだソネットと呼ばれる描写をより忠実に表現することで
全体的にテンポが速くドラマチックになっていると思います。

勝手に聴き比べシリーズ!
もっと変り種。
ギターの二重奏で、しかも異種格闘技のようなジャンルの違うギタリスト二人のデュオです。
ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
山下和仁のクラシックギター、 ラリーコリエルのジャズギターによるギターデュオの演奏で3つの楽章を続けてお聴き下さい。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
山下和仁のクラシックギター、 ラリーコリエルのジャズギター
でお聴き頂きました。

このデュオは私がギターを始めてすぐのころにコンサートで聴きました。
クラシックとは違うノリ、グルーブ感
オベーション スチール弦 ピック….
ホセラミレスのクラシックギター ナイロン弦 4本の指…..
編曲者はラリーコリエル、山下和仁、大島ミチル、渡辺香津美です。

夏が題名に入った違う曲も聴いてみましょう。
ビバルディの四季を意識したのかしなかったのか
タンゴの鬼才、アストルピアソラも4つの季節を音で表現しています。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
演奏はピアソラ五重奏団 1970年5月 ブエノスアイレスのレジーナ劇場でのライブ録音です。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
作曲者ピアソラ自身ががバンドネオンでリードする五重奏団の演奏でお聴きいただきましたが、
同じ曲が弦楽合奏とピアノという編成にアレンジされるとどうなるのか、聴いてみましょう。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
イタリア合奏団の演奏でお聴きいただきました。
ずいぶんクラシックらしいサウンドになりますよね。

ではここで「今月の橋口武史」情報

唐津の皆さんに来ていただきやすい
毎月最終水曜日の「虹と海のコンサート」
今月は7月31日(水)午後1時から 唐津市 原842-1 競艇場の裏側あたり唐津インターチェンジからすぐにある、まるでリゾートホテルのような虹と海のホスピタルのロビーでの30分間の無料コンサート。

ちょっと先ですが
8月17日(土)夜8時より大分県玖珠郡九重町の九重観光ホテル「あじさいホール」にてブラジルの作曲家の作品を集めて橋口武史クラシックギターコンサートを行います。チケットは1500円
ミヤマキリシマで有名な九重連山のなかにある牧の戸温泉。その大自然にいだかれて建つ歴史ある九重観光ホテル。ちょっと遠いですし、露天風呂もおすすめなので、一泊2食コンサートチケットつき宿泊プラン1万2600円もぜひどうぞ。
お問い合わせは九重観光ホテル(0973)79-2211まで

わたくし橋口武史のオフィシャルサイトにも情報を載せておりますのでご覧下さい。
http://www.guitarstudiog.com/
ギタリスト 橋口 と検索して頂いても出てくると思います。

そろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
番組では曲のリクエスト、質問、ご意見、ご感想などお待ちしております。
メールは 868@fmkaratsu.com
ファックスは0955-80-7093です
それでは最後にわたくし橋口武史の演奏で
フェルナンドソル作曲 エチュード 作品31ー3
をお聴き頂きながらお別れです。
また来週!

——-

という感じで、7月の3、4、5周目はお送りします。
さて、8月分を選曲、原稿作りしなくちゃ。

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“クラシックルーム7月後半” への4件の返信

  1. うあお~♡♡♡

    リアル・・・放送、そのまま聞いてるみたいですね~。
    うれピー~。(笑)

    音も、聞けたら良いのに~。

    特に、

         ラリー・コリエル

    ああ・・・聞きたかった・・・

    東京は、昨日は、超ゲリラ豪雷雨でした。
    我が家はなんとか無事でした。(汗

    1. おばばさま

      一応、作った原稿の通りですので。
      収録の際にアドリブで違うことを言っている箇所も多いですが^^;

      なんとかエフエムからつさんにネット配信の設備を整えてもらえるように
      お願いしましょう。
      そうすればどこでも聞けるようになるハズです。

      ラリーコリエルさんとのデュオは
      独特のグルーヴ感が
      これも有りだ!
      と思えてきます。
      バロックの真髄に迫っているのは
      イムジチではなくてこちらかも。

      過激な天候ですね。
      自然からの警告かもしれません。
      お互い気を付けましょう(^_-)

  2. 関東でも聴けるようになったら本当に嬉しいです~。
    橋口さんの語り口って癒されるし。

    おばば、音楽的な語彙が少なくて(汗
    お恥ずかしい限りなんですけど(汗

    グルーヴ感

    って?

    1. 発音がハッキリしないだけなんですけどね。
      収録では
      えー
      とか
      んー
      とかが多いなあと反省しながら喋ってます。

      「グルーヴ」は
      ノリの良さ
      程度の意味合いで使ってます。

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