7/20の熊本フルートアンサンブル(指揮:大村友樹さん)との曲、J.S.バッハ、の息子のカール フィリップ エマヌエル バッハのフルートソナタの楽譜を作っています。

面白いのは、バロック時代の特徴である通奏低音の数字譜とノテイトされた部分が混在していることです。

親父のヨハン セバスティアンの死でバロック時代は幕を閉じた、ということは通奏低音も終わった、ということだと認識していますが、C.P.Eがこれを書いた頃はまだJ.S.は生きてたのかな?

ソロではないお仕事の場合、元々が、ギターと旋律楽器のために書かれた曲ではないことが多く、たいていはピアノの楽譜を頂きます。

そのままではギターでは演奏出来ません。ギターはピアノと比べて音域が狭いので低い音はオクターブ上げるかどうか判断しないといけません。また、厳密にはギターは移調楽器で、記譜された音よりも1オクターブ低い音が出ています。他の楽器と合わせたとき、沈んでしまいがちなのでオクターブ高く書き直すかどうか、その場合、低音が同時に出せるのか左指が届くのか考慮しないといけません。

ピアノは最大同時発音数が10に対してギターは6です。複雑な和音は苦手です。今回のバッハはまだいいですが、フランス近代モノなどは、どの音を省略するのか悩みます。

そんな事を考えながら、まずは旋律楽器の音を入力していきます。単音が多いのでここは楽です。ただ書いてある通りに。アーティキュレーションは多目ですね。

次にギターの低音を書いていきます。オクターブ上げるかなあ、どこまで上げるかなあ、調弦変えるかなあ、とか悩みます。

何とか声部2にベースラインを書いたら、声部1,3等に上の音を書いていきます。

ピアノの音をそのまま書き写すだけでは演奏不可能ですから、ギターで演奏したときに効果的になるにはどうしたらいいか、自分のテクニックとも相談しながら書いていきます…

意外とサラッと楽譜ができるときもあれば、本番直前まで手直ししていることもあります。楽譜が出来てしまえば仕事の7割は終わったようなものなのですが。

合わせものの本番のときは影でこんな苦労をしております。はい、今も苦労していて、現象逃避させてもらいました。

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