ギターの種類

橋口武史のギター教室〜ギターの種類

現代で最も流行っている楽器のひとつにギターがありますが、その種類は様々です。
ギターが使われる音楽の魅力は多彩な音色にもありますが、ギターの種類も大きく貢献しています。
ギターの構造やギターの種類には、ボディが大きいもの、空洞になっているもの、アッセンブリやエレクトリック機能が搭載されているものなどいろいろあります。
そんな多種多様なギターですが、その構造や機能をよく使われるジャンル別に一部ご紹介します。

クラシックギター

クラシック音楽と関わりの深いギターですが、文字通りクラシック音楽を演奏する目的のギターです。

クラシックギター
クラシックギター

ルネッサンス期にはその源流となるものは既に登場しており、続くバロック期、古典派、ロマン派の作曲家達も、ギターで作曲をしており、ギターを使用する楽曲があります。
イスに座るスタイルが主な特徴で、今日でもそのスタイルは使用されており、ポピュラーミュージックやあらゆるジャンルにおいてその影響は随所にあります。

他のジャンルにおいては、奏者によってプレイスタイルは様々ですが、多ジャンルにおける貢献度も、クラシックギターの素晴らしさと魅力のひとつと言えます。

古賀メロディーでも知られ、流行歌王の名で異名をとり、作品は5000曲とも言われている古賀政男は、クラシックギターやマンドリンをこよなく愛していたそうです。

スペイン、アンダルシア地方のフラメンコ音楽で用いられるフラメンコギター(スパニッシュ・ギター)はクラシックギターと殆ど同じ形、構造ですが、比重の軽い材料が用いられ、ボディの厚みが薄く、ラスゲアード奏法で乾いた歯切れのいい音が出るようになっています。

20世紀にナイロンやフロロカーボンが開発される前のギターを含む古楽器には、ガット弦(羊腸で作られた弦)が張られてあったため、クラシックギターをスチール弦のギターに対してガット・ギターと呼ぶことがあります。

アコースティックギター

フォークギター、ウェスタンギターとも呼ばれ、いまではスタンダードな存在です。

フォークギター
フォークギター

ネックはクラシックギターより細く、コードを押さえるのに適した作りになっています。主にスチール弦、ブロンズ弦が張られおり、ピックを使って弾くことが多いです。エンドピンを使ってブリッジ側の弦を止めるのもクラシックギターとの大きな違いの一つです。

あらゆるポピュラーミュージックでも、よく使用されるアコースティックギターですが、ブルースやカントリーなどのジャンルのミュージシャンが、その発展に大きく貢献し普及していきました。

19世紀ギターとして名高いドイツ・オーストリア系のシュタウファーの工房に出入りしていた楽器ケース屋、フォークギターの代名詞であるマーチンがアメリカで広めたのが始まりと言われています。

アコースティック(音響)という意味から、本来は電気で増幅しないクラシックギターを含むギター全般を指す言葉でしたが昨今はフォークギターのことをアコースティックギターと呼ぶ傾向があります。

エレクトリック機能を搭載したものもあり、エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)と呼ばれます。

エレクトリックギター

一般的にはエレキギターと呼ばれるほか、電気ギターとも呼ばれます。

エレキギター
エレキギター

登場してまだ100年足らずの比較的新しいギターです。
エレクトリックギターは、弦の振動をピックアップで電気信号に変え、ギター本体とギターアンプをシールドで接続し、任意の音量で演奏することができます。

エフェクターなどで音質を変化させアンプで出音し多彩な表現が可能です。
主にスチール弦ですがニッケルなどを用い、磁力をピックアップが拾いやすい構造の弦が張られています。

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たくさんあるギターの種類のなかでもギターの原点として秘められた力を持つクラシックギターです。
クラシックギターの魅力をお楽しみください。