有名なクラシックギター奏者について

クラシックギターに限らず、優れたギタリストは多くのギタリストの演奏を「見て」「聴いて」学んでいるものです。
今では好きなアーティストの音源をダウンロードすることも可能となっておりますので、プロの演奏をいつでも聴くことができます。
演奏するのはもちろんですが、プロの演奏を聴くことも立派な練習の一つです。
そこで、こちらでは絶対に知っておきたいクラシックギター奏者についてご紹介いたします。
初心者の方もベテランの方も、是非彼らの技巧をご覧になってください。

アンドレス・セゴビア

まずは、精力的なコンサート活動でギターをクラシック音楽界の檜舞台に押し上げたことで有名なアンドレス・セゴビア(1893-1987)です。

映画「禁じられた遊び」の音楽をギター一本で担当したナルシソ・イエペス(1927-1997)と並んで20世紀を代表する巨匠です。

その大きくふくよかな手から生み出される「セゴビアトーン」と呼ばれる甘くロマンチックな音色はとても魅力的です。

多くのギター以外の作曲家に働きかけて曲を書いてもらい、それらは今日の重要なレパートリーを形成しています。セゴビアがいなかったら現在のギター界は全く違ったものになっていた、と言えるほどに大きな存在です。

ジョン・ウィリアムズ

前出のセゴビアをして「音楽の世界にギターの貴公子が降り立った」と言わしめたジョン・ウィリアムズ(1941-)も現在では「キング オブ ギター」と称されています。

安定感の高いテクニックに支えられた彼の演奏は、流麗且つ雅致であり、クールな演奏が特徴的です。

ロバート・デ・ニーロ主演の映画「ディア・ハンター」のテーマ曲の演奏を担当したり、イギリスのギタリスト、ジュリアン・ブリーム(1933-)とのデュオも人気がありました。

橋口武史を初め、多くのギタリストが好んで演奏する横尾幸弘(1925-2009)作曲「さくらの主題による変奏曲」はジョン・ウイリアムスがその日本らしい曲調を精力的に取り上げたところから世界に広まったと言われています。

日本国内でもファンの多いクラシックギタリストの一人です。

山下和仁

最後にご紹介するのが、日本のクラシックギタリストの中で一際異彩を放ち、そのスケールの大きさからギターという枠を大きく超えた「天才」といっても過言ではない山下和仁(1961-)です。

山下和仁は、超絶技巧を駆使したギター独奏によるオーケストラ曲の編曲・演奏で有名です。

常人の想像を絶するテンポでの速弾きや、協奏曲でのオーケストラをバックにしてマイク無しでキッチリ聴こえるほどの大きな音量などが注目されがちですが、神懸かった表現力は深遠な美しさを持っています。

その独自の演奏スタイルは多くのスタープレイヤーを魅了してきました。

演奏技術が非常に高く、世界的に評価されています。

因みに,橋口武史は、山下亨氏に師事し、ご子息であられる和仁氏と幼少の頃は毎週のようにお会いしていました。

ほんの一部のクラシックギタリストをご紹介させていただきましたが、文章では伝わりづらい部分が多々あると思います。

「百聞は一見にしかず」という言葉にもあるように、一度彼らの演奏を、その目で、その耳で楽しんでみてください。

そして、楽譜を入手して、彼らが弾いている曲にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

橋口武史のすたじおGギター教室 有名なクラシックギター奏者について
左から、アンドレス・セゴピア、ジョン・ウイリアムス、山下和仁のCDジャケット