秋亜綺羅さん 丸山豊現代詩受賞式典レポート


秋亜綺羅さん、この度は丸山豊現代詩受賞、誠におめでとうございました。

共演の様子。
受賞作品「透明海岸から鳥の島まで」(思潮社)より作詩者ご自身による「津波」の朗読とともに演奏と舞踏が披露されました。
最後の一節、

「わたしたちのアイ・ラブ・ユーは
波にさらわれることなどないだろう」

の後にそれまで断片的に流れていたギターの「シークレットラブ」が一気に会場を包みこんだことは
選考の先生方が選考理由で言われていた震災という言葉を失うほどの深い悲しみ痛みを「健全な詩」に託した作品

をよく表現していたように思います。

 

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童女木児童合唱団による小学校校歌の披露もありました。
私ごとですが、久留米で育った母が聞きに来ていて、母校の校歌(丸山豊氏作詞)を半世紀以上経って耳にして涙しておりました。

釜石の小学校校歌の合唱もありました。
井上ひさしさんの歌詞が
避難所となった釜石小学校体育館に掛けられた校歌の中で
多くの人を勇気づけたという司会者の言葉に納得させられました。

 

 

 

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最後に橋口武史のソロ演奏が続きまして
普段はあまり目にすることのない照明は
曲を皆様にお届けするのに視覚イメージとして手伝ってくれたように思います。

 

秋さんとは、直前のリハーサルで一度合わせたのみで
それまではお互いの作品(詩集とCD)の交換とフェイスブックとメールのやり取りだけでした。
まるでずっと昔から既知の人との舞台かのように
音楽の世界と詩と舞踏の世界が一つになれたことは本当に嬉しいことでした。

 

最後に丸山豊氏のご子息であられる丸山泉先生が
「東北の震災をどこか遠くの出来事にしないで
あれから今もずっと続いている日常の一コマであることを忘れないで欲しい」と言われたことは
同じく丸山先生のスピーチの中であった
臓器ごとの専門ではなく体全体を診ないといけないという医師会の動きに通じるものがあるように思います。

 

貴重な舞台の経験を与えてくださいました
久留米石橋文化センター、丸山豊記念現代詩賞実行委員会の皆様に心よりお礼申し上げます。

そして今回初めて九州に降り立ったと言われた秋さんご夫妻、伊藤文恵さんと
今後も東日本と西日本、詩と音楽と別々ではなく、全体として手を取り合って歩んでいけたら嬉しく思います。

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