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賢治の語りとのコンサートの翌日は同じ長崎ギター音楽院で
第3回長崎ギターコンクールの予選審査が行われました。

審査員は推進委員会のメンバー4人(山下亨先生、山口修氏、坂元敏浩氏、私)が担当しました。

結果はオフィシャルサイトで近日中に発表されますので、個人的な感想を。

コンクールの予選は色んな事情を考慮して録音審査になっていることが多いです。
一回きりの本番の演奏とは違い、納得のいくまで何度でもやり直しができますので、審査員としてはその人のその時点での最高のパフォーマンスが聞けるものと楽しみにしています。

今回は残念ながら首をかしげてしまうような演奏が結構ありました。
明らかなケアレスミスが堂々と沢山放置された演奏もありました。一箇所、二箇所くらいなら「仕方ないかな」と目を瞑るのですが。

レッスンを受けているのなら、提出しようとしている録音を先生にチェックしてもらってください。
課題曲で明らかに半音間違えて演奏している箇所が有るままのものがありました。
先生と呼ばれている人であればきちんと指摘してくれるはずです。

曲間に心の叫びなのか、心情を吐露したかのような呟きが入っているものもありました。
不必要なものは削除して送って頂けると審査がスムースに進みます^^;

昨年も同じように感じましたが
音質は出来る限りいいものを。
良い音質とは何か、というのも解釈が難しいですが、可能な限りノイズが少なく、聴き取り易い録音だと印象がイイです。
ザリザリ、ガリガリした音質だったり、ハウリング直前の様な低音にブーンと定在波が乗ったものがありました。

プレイバック、聞き返す作業をしてないのではないか、と思われる録音が結構ありました。
ご自分で聞いて
うーん…..
というものは、審査員はかなりシビアに聴いてますから評価が落ちると思います。

音楽に対する「ひたむきさ」の様なものは録音であっても伝わります。

このコンクールは「感動的な演奏」であるかどうかを重視しています。
ノーミスであってもやっつけ仕事、手を抜いた様な様子が聞き取れた場合は低い評価が下される事があるかもしれません。

なるべく良い音質のものを送る、という事もそうした要素の一つと考えられます。
何もDSDで録音、ハイレゾ24bitの192kHzで録音して下さい、と迄は言いません。そんなもの送られて来ても再生する環境はありません^^;

しっかり練習して、爪も磨いて、なるべく静かな場所で、テスト録音を沢山して良い音が録れるマイクの位置を探して、心を込めて演奏して、チェックをして、何度でもとり直して、先生にオッケーもらったものを提出して頂けると嬉しいデス。

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全く無関係ですが実家の裏庭に咲いていた小さな花。

この記事を書いた人

ギタリスト 橋口 武史
長崎出身で福岡に住む自然派クラシックギタリスト。

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